「学ぶことは真似ること」と言いますが、何を真似るかは大事ですよね。
表面的に同じことをやっても、その人を超えられないですし、超えるつもりはなくても真似っこみたいになってしまい自分の株を下げることにもなるような気がします。
ただ、真似も大事だと思っていて、アウトプットされたものだけでなく、アウトプットに至るまでの過程もマルっと真似するくらいの勢いでいきたいですね。
これをやってみようとすると、けっこう大変なことに気が付きます。
アウトプットに至るまでの過程って見えないからです。
アウトプットは思考が表面化されたものですが、例えばおもしろいブログがあったとして、同じテーマで同じように書いてみても「何か違う・・・」となりますよね。
使う言葉や言い回しがひとつ違うだけで、印象がガラリと変わります。
例えば素敵な写真があったとして、同じように撮ってみても「何か違う・・・」となりますよね。
1ミリの世界でしょうか。
表面的でも真似するのって大変かもしれないです。
ダメ出しされた件
ブログや写真以外でもありますね。
以前勤めていた会社の先輩で、業務マニュアルの作成が完璧な方がいました。
そのマニュアルを見たら作業や設定がちゃんと完了します。
超絶わかりやすいマニュアルです。(後に、「マニュアルとはそういうものだ」と教えられます)
私もそういうマニュアルを作りたいと思い、何となく真似するのですが、案の定、別ものになりました。
その先輩からは、こてこてにダメ出しを受けました(笑)
マニュアルは「サルでもわかる」レベルにするのが当たり前で、自分の知っていることを説明するのではないと。
確かに、「マニュアルを作って」と言われたとして、マニュアルを作る立場なのでその業務まわりのことは理解しているはずですが、自分のやっていることを説明するのでは伝わらないんですよね。
自分の中の前提があって無意識でできているものもあり。
アウトプットされたものだけを見て、体裁を整えても、その内容は雲泥の差でした。
情報の整理やカテゴリー分け、物事の因数分解が得意な先輩で、アウトプットされるまでの過程がまるで違いました(汗)
その後、その先輩にいろいろ教えていただき、「マニュアル作成ってこんなに手間なんだ」と知りました(笑)
伝える情報の整理、作業手順の整理、ゴールまでの導き方、説明すればいいという話ではなく、過程が大事でした。
ワードプレスのマニュアル系のブログを書いていますが、今それにつながっています。
どうすればいい?
会社の先輩のように、アウトプットに興味を持った人に聞ける間柄ならいいですが、聞いてもすぐに100%理解はカンタンではないと思います。
聞けなかったらなおさら。
(この話の前提は、自分の実力やスキルを付けたかったら、です)
同じアウトプットをしているつもりでも、過程が違うと全く別ものになってるんですよね。
「あれ・・・??」という感じで、自分でも気が付く場合もありますが、気が付かない場合もあります。
できてるつもり。
時間が経つを、「あの時の私って・・・」となりますが。
では、どうすればいいの?という話ですが、左脳優位な人は過程を観察することですね。
アウトプットしている人の発している言葉や行動をひたすら。
その中で源泉になるものにたどり着いたらラッキーです。
観察には、情報の集め方やジャンル分け、掘り下げ方などありますが、このブログは気軽に書きたいので何かの機会に。
右脳優位な人は、イメージすることや想像力が豊かなので、過程を意識したら見えてくるものがあると思います。
このあたりは、私は不得意なのですが、私と全く違う考え方の人たちと関わる中で、知ったことです。
特に着地も結論も考えず書き始めてみたのですが、いいなと思ったものは取り入れていきたいです。
尊敬できる方や素敵だなと思える方が周りにいる環境なので、貪欲に(笑)表面的にならないように吸収していけたらと思います。
また、自分のしていることが誰かの参考になったらうれしいですね。
年齢を重ねているのに、誰にも尊敬されず、頼られず、真似もされないのは寂しいですので・・・。
来月もがんばろうっと。
(8月の終わりに)